思いつきで決めた、息子と二人きりの水族館
昨日は妻と長男がお出かけするということで、ゆっくんと二人きり。
家でのんびり過ごすつもりでしたが、一つでもゆっくんの刺激になればと思い…
思い切って、水族館に行くことにしました!
先日、家族で動物園に行ったときにすごく楽しそうにしていたので、今日も…と思ったのですが、さすがに暑すぎるので屋内で動物園に近いレジャーの水族館に決めました。
また、車がない我が家は、遠出するときは必ずベビーカーで持っていくのですが、ベビーカーがあると水族館内で動きづらかったり、エレベーターを探すのも大変なので、
「ベビーカーを持っていかないから、頑張って歩こうね!」
ゆっくんと約束して家を出ました。
小さな誤算と、大きな喜び
特段のトラブルもなく、電車を乗り継いでなんとか水族館に到着しました。
しかし誤算だったのが、道中で昼ご飯を調達しようと思っていたのに、コンビニすら巡り合えずにほぼ手ぶらで到着してしまったのです(水筒はちゃんと持ってましたよ。熱中症危ないですからね!)。
偏食っ子と出掛けると、飲食店選びも大変でこの時点でわりとダメージ大でした(笑)
しかし、当のゆっくんは入場するなり否や一人で水槽に駆け寄って「おさかないっぱい…」と目を輝かせていました。
早速だけど…
連れてきてよかったー!
勝手にどこかに行ってしまうのは困るとしても、色々なものに興味を示して反応してくれるの嬉しいですし、連れて行った甲斐があるってもんですよね!
その後も興奮冷めやらぬ感じで水槽の前で「見て見て!」と手招きしてきたり、高い水槽を見るために抱っこしての要求ラッシュでした。
なんかいいじゃん、この感じ。
普通に楽しめてるんですけどー!
と、浮かれていたその時でした…。
事件はイルカショーで起きた。息子の「世界の見え方」
イルカショーのアナウンスが聞こえてきたので、行ってみると既に席は満席で立ち見客が大勢いる状況。
なんとかショーが見えるスペースがないかと場所探しをしていると…。
ゆっくんがいないのです。
やば、どこ行った?
辺りを見回しますが、人が多すぎて全然見つかりません。
焦る気持ちを抑えながら、人と人の隙間を縫うように捜索すると、イルカショーの最前列に見覚えのある後ろ姿が…。
なんとそこには、最前列の席より前を陣取ってイルカを見つめるゆっくんがいたのです…。
あちゃー。
人が多すぎてゆっくんを回収することもできず頭を悩ませていると、スタッフの人に手を引かれながらゆっくんが帰ってきました。
スタッフの方への謝罪と、ゆっくんに「それはダメなこと」。と教えた時に我に返りました。
やっぱり、ゆっくんはゆっくんなんだよな、と。
前にいるのは席に座って見ている人だけ、後ろにいるのは立ち見している人だけ。
この分かりやすい状況で一人だけ最前で立ち見をするって、全く周りが見えてないってことだよね。
幼稚園で集団行動にうまく入れていないのですが、その一面を垣間見た瞬間でした。
つらー。
その後は水族館のぬいぐるみが入ったガチャガチャや、UFOキャッチャーをやりたい!の癇癪攻撃を受けきって、
そうだよな。こういうことだよな。と、現実を受け入れ直しました(笑)
それでも「最高の休日」になった嬉しい発見
プチトラブルはありましたが、本当に行って良かったです。
ゆっくんはまた行きたいと言ってくれたし、僕も楽しかった。
水族館ではずっと目をキラキラ輝かせていたし、昔から「怖い!嫌い!」と言い続けてきた「チンアナゴ」を見て、「可愛い!」とじっと眺めている姿はなんとも感慨深かったです。
取れなかったけど、UFOキャッチャーでチンアナゴのぬいぐるむをおねだりするくらい好きになったようです(笑)
(今までの「怖い!嫌い!」は何だったんだろうか…)
親の想像を超えた「歩く力」
そして、今日は冒頭書いた通り、ベビーカーなしでのお出かけです。
大人の足で12,000~15,000歩くらいは歩いたと思うのですが、途中に多少の抱っこ要求はあったもののちゃんと自分の足で歩ききってくれました。
我が家の生活スタイルとして、他の家族が車や自転車で移動するようなところを、家族みんなでお喋りしながら歩いて移動するという特徴があります。
うちはとにかく歩く家族なので、ゆっくんが今日頑張って歩ききってくれたことがとても嬉しく。
今後の行動パターンの広がりに期待が持てました。
相当疲れていたようで、水族館の後に立ち寄ったショッピングモールで椅子に座った瞬間に爆睡でした(笑)
そうなってしまうと、身動き取れなくなってしまうので課題ですが、とにもかくにも水族館では楽しく刺激を与えることが出来たし、想像以上の体力と根性を確認ができたのは嬉しかったです!
今日の学び
- 発達っ子とのお出かけは様々な不安要素から消極的になりがちだけど、行ってみたら思ったより楽しいのと、子どもに良い刺激を与えられたという親としての自己肯定感が上がる(笑)
- ベビーカーを持ち歩くとすぐに座りたがるけど、ないならないなりの行動をしてくれた。休憩場所さえリサーチしておけば、ベビーカー無しでも案外なんとかなる…気がする(たまたま調子が良かっただけの可能性があり)。
- 目を離すとマジでどこに行くか分からない…。
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